血小板減少治療にレボレードを使用した時の記録
特発性血小板減少性紫斑病(通称:ITP)の治療中に
少なかった血小板を一時的に維持するために
『レボレード』を使用しました。
レボレードを服用する時、
食事の前後、2時間を空けて
使わないと効果が発揮されません。
レボレードの扱い方
効果がどれくらいあったかを
記録しています。
レボレードを使われる方へ
参考になればと思います。
レボレードとは
レボレードは、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)を
治療する薬です。
レボレードの効果
レボレードの作用は、
血小板の産生に関わるトロンボポエチン受容体に働き、
血小板を増加させます。
特発性血小板減少性紫斑病は、
抗体が血小板を攻撃して血小板が少なくなるため、
血小板を増やすことで
出血を防ぐのを目的としています。
レボレードを使うきっかけ
私の場合、ステロイドを10mgに減量すると、
血小板数が、2.5万/μl以下へ
一気に減少します。
ステロイドを減量するため
レボレードとステロイドを併用して、
ステロイドを減量する目的で
使用することになりました。
ステロイドの減量は、5mg目標です。
レボレードを服用時の注意点
レボレードを服用する時は、
効果を最大限引き出すため
服用に注意する事があります。
レボレードは、
食事の前後2時間を避けて
空腹時に服用します。
下記の表の様に管理します。
1日1回、食事の前後2時間を避けて
空腹時に服用します。
朝または夜服用するかを選択します。
食事の前後2時間避けて
空腹時に服用する必要があります。
この条件で服用しないと、
効果が発揮されません。
自己管理が必要になります。
食事制限
レボレードを服用している時は
食事に注意する必要があります。
乳製品を使った食べ物は、
レボレード服用前、
4時間摂取を避ける必要があります。
- 牛乳
- クリーム
- チーズ
- バター
- ヨーグルト
- アイスクリーム類
- 乳飲料(コーヒー、牛乳、ミルクティーなど)
乳製品の摂取は気おつけます。
効果を下げるサプリメントは服用しない
レボレードの効果を下げるため、
以下のサプリメントを飲まないようにします。
また、サプリメント以外にも
成分に注意が必要です。
これらのものは、注意が必要です。
副作用
レボレードの副作用には、
以下症状があります。
私の場合、以下の症状がでました。
これらの症状が出ました。
それ以外は、ありませんでした。
レボレード服用の血小板変化
レボレードの服用を始めてから、
記録を取りました。
その時の記録表です。
この記録表を使い、
毎日の管理を行いました。
レボレードは服用する人により、
効果の現れる時期がかわります。
私の場合、服用後1ケ月過ぎた頃に
効果が現れ始めました。
血小板の変化
レボレード服用後、
血小板、ステロイド量、レボレード量の関係を
グラフ化しました。
【レボレード服用による血小板数の推移】
【グラフの解説】
・ステロイド15mg
・血小板は6万/uL
レボレード服用して2カ月後の結果です。
血小板:10 万/uLへ上昇
そのため、ステロイド量を
15mg→10mg
へ減量しました。
血小板は、2倍まで上昇した
その後、
レボレードとステロイドを併用しながら
血小板:10万/uL付近で推移しました。
安定していることを採血で確認しながら
ステロイドをゆっくり減量していきました。
レボレードを併用してステロイド減量
レボレードを使用することで、
血小板が10万/uL付近で
安定してきました。
その後、徐々にステロイドを減量していきました。
最終的には、
ステロイドを完全になくすことができ、
レボレードのみの服用で、
血小板は10万/uL付近で維持しています。
レボレードの減量
次は、レボレードの減量です。
毎月、採血結果の血小板を見ながら
ゆっくりとレボレードを
減量していきます。
血小板:10万/uL付近で維持しながら、
レボレードをなくすことができました。
・血小板は10万/uL
・レボレード『ゼロ』
・ステロイド『ゼロ』
目標にしていた、
『寛解』になりました。
この病気は、
寛解状態に持っていくことが
1つの目標です。
病気の症状が軽快した状態、正常な機能にもどった状態。病気が完全に治った状態を治癒(完治)というが、寛解は病変の再発の可能性があるが抑え込んでいる状態。
レボレードを服用して思ったこと
レボレードを服用して思ったことは、
レボレードは、食べ物や、食事の管理が必要です。
日常生活にすごく気を使います。
どの薬も副作用がありますが、
副作用とどう向き合うかが重要です。
1.肝機能障害
2.血栓塞栓症
3.出血
4.骨髄線維化
長く飲み続けるということは、
副作用のリスクが増してきます。
しかし、ステロイドの副作用も侮れません。
ステロイドは、
5mg以下であれば副作用も少なく抑えれます。
主治医と患者の思いとの相談になります。
私は、ステロイドを5mg以下で
維持したいことを強く希望しました。
そのため、
レボレードを使うことになりました。
レボレードとステロイドを併用して
ステロイド減量できればと思いました。
結果、ステロイド減量に成功しました。
新薬を使うことは、副作用もあります
主治医とよく相談して
理解して服用することをおすすめします。
レボレードを検討している方へ
薬の副作用をよく理解して
選択肢になれば良いと思います。
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