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足の腫れの原因は抗リン脂質抗体症候群による血栓

闘病記

足の腫れの原因は抗リン脂質抗体症候群による血栓症

全身性エリテマトーデス(SLE)に、

抗リン脂質抗体症候群(APS)が

合併する事があります。

私もその一人です。

 

全身性エリテマトーデスの診断時に、

抗リン脂質抗体症候群の診断が

されていました。

 

抗リン脂質抗体症候群の診断は、

血液検査結果から分かりました。

診断が出ても

症状が何も現れていなかったため、

今まで経過観察で過ごしていました。

 

足の甲の部分が赤く腫れと痛みの症状

仕事中に歩いていると足に痛みがあり

特に足の甲の部分に痛みがありました。

 

前触れもなく突然の出来事でした。

初めは、痛みがあっただけで

腫れの症状がありませんでした。

 

2~3日程過ぎると

足の甲の部分が赤く腫れてきました。

風呂上がりによくわかります。

 

日が立つに連れ、

歩くと足の甲の部分の痛みが強くなり、

痛みで歩くことが難しくなってきました。

 

どこかに足をぶつけた?

そういった記憶はありません。

 

プレドニゾロンを10年以上服用していると

骨粗鬆症で骨が弱くなると言われていました。

その症状ではないかと思いました。

 

足の骨にひびが入ったかな?

 

などと思ったため

整形外科を受診しました。

 

整形外科の受診

整形外科では、

足のレントゲンを撮りました。

 

結果は、足の骨や筋など

異常がなく、

整形外科的に問題ありません

との診断でした。

 

腫れの原因は、

もっと皮膚の裏側の所

なにか炎症が起きている可能性があるためと

先生に言われました。

 

何か他の原因があるとの診断でした。

大きい病院で精密検査を勧められました。

 

対処療法として、

腫れている部分は

熱を持っている感じでしたので

湿布を処方されました。

 

湿布を使っても、

症状は変わらずでした。

 

通院している病院で診察

整形外科の受診結果をもって、

SLEを治療している病院へ受診しました。

 

検査は、採血して結果を確認しました。

採血結果に大きな変化が見られず、

原因が特定できませんでした。

 

何か菌が入った可能性があるため、

抗生剤の服用で経過観察する事になりました。

 

【処方された薬】

・オーグメンチン

細菌の細胞壁の合成を阻害することにより、

細菌の増殖を抑制する抗生物質

 

・アモキシシリン

ペニシリン系の抗生物質で、

細菌の細胞壁の合成を阻害して殺菌的な抗菌作用

 

抗生剤を服用し、一週間経過しました。

足の腫れ痛みは改善されず

腫れが、さらにひどくなってきました。

 

特にお風呂に入っている時は、

激痛に襲われるため

足をあげながら入っていました。

 

おそらく、

菌の侵入が原因でないと直感しました。

 

抗生剤服用して1週間後の受診

抗生剤を服用して一週間経過しました。

足の甲の腫れ、痛みは改善されず

症状が良くならない事を

主治医に伝えました。

 

症状
・徐々に痛みが酷くなっている
・お風呂に入ると激痛
・歩くと砂浜を歩いているような感覚

 

すぐに抗生剤の中止でした。

 

全身性エリテマトーデスの症状が

出始めている可能性があるとの診断です。

 

炎症を抑えるため、
ステロイド量:4mg → 15mgへ増量

 

ステロイド量を増やすため血栓予防で

血液をサラサラにする薬も

合わせて服用となりました。

 

 

【処方された薬】

・リクシアナ

血液を固まりにくくするお薬

 

ステロイド15mg、リクシアナ

を服用して、

1週間後の受診になりました。

 

ステロイド15mg増量、1週間後の受診

ステロイド量15mgの服用したことにより

足の腫れが少し良くなった感じですが、

痛みは変わらず継続しています。

 

症状が良くならない事を

主治医に伝えました。

 

症状
・足の甲の腫れは継続
・痛みは継続
・お風呂に入ると激痛
・歩くと砂浜を歩いているような感覚

 

さらに、炎症を抑えるため、
ステロイド量:15mg → 30mgへ増量

 

【処方された薬】

・プレドニゾロン30mg
・リクシアナ

1週間後の受診です。

 

ステロイド30mg増量、1週間後の受診

足の腫れが徐々に治まってきました。

歩くと少し痛みはありますが、

歩ける程度まで改善してきました。

 

『原因が判明』しました

 

抗リン脂質抗体症候群が原因

 

ステロイド量30mg、リクシアナの服用により

足の腫れが良くなり、痛みもなくなりました。

 

その後、徐々に回復していき、

歩いても痛みがほどんどなくなるまで

良くなりました。

 

主治医からの説明

足の腫れ、痛みの原因は、

血栓が細かく詰まっていて、

血栓症によるものです。

 

抗リン脂質抗体症候群の病状が悪さをして

血栓症が起こり、

足の炎症、痛みにつながっていました

と説明されました。

 

血栓は、ある程度温度が下がってくると

血液が固まりやすくなります。

 

今回、手足に症状が起こったため、

大事に至りませんでした。

脳に起これば、

小さい脳梗塞を起こすこともあり

注意が必要です。

 

抗リン脂質抗体症候群の治療は、

第一選択として

、ワーファリンを使い治療しますが

容量の調節が難しいく、急な対応が難しいので、

リクシアナを使い治療を進めていき、

ステロイドは、減量していく

方向になりました。

 

ステロイドの副作用の到来

今回の治療で、

プレドニゾロン(ステロイド)量が30mg

になったため

副作用が強烈に襲ってきました。

 

ステロイドの副作用
・不眠で寝れない
・夕方、ステロイドの効果が弱くなると倦怠感で動けなくなる
・吐き気
・頭痛

私はフルタイムでの勤務です。

副作用は、体にも精神的にこたえます。

しばらくは、副作用との闘いが続きます。

 

抗リン脂質抗体症候群の症状で思った事

足の腫れと痛みの症状は、

抗リン脂質抗体症候群による血栓症が

原因でした。

 

血栓が起きやすい状態は、

温度が低くなると起こりやすくなります。

睡眠時は、足など冷える部分には、

湯たんぽ、くつしたなど

冷えないようにする対策が必要です。

 

脳に血栓ができると、

脳梗塞を起こす危険性があるため

特に注意が必要です。

 

同じような症状が現れた場合、

すぐに受診することをおすすめします。

 

サフネロー治療の検討

 

今までの治療は、ステロイドを使い

免疫抑制剤ベンリスタを併用しながらの治療を続けていました。

 

・ステロイド
・プラケニル
・ベンリスタ

 

抗リン脂質抗体症候群の特有の症状は

今まで症状が現れていなかったため、

経過観察で過ごしていました。

 

今回、足の腫れ、痛みによる症状が出てきました。

抗リン脂質抗体症候群による血栓症の症状

 

この症状は、

ベンリスタでは抑えきれなくなってきた

段階になってきたため

サフネローを使った治療を検討されました。

 

『サフネロー』全身性エリテマトーデスの治療薬承認

既存治療で効果が不十分な場合、

全身性エリテマトーデス (SLE)の治療に

2021年9月27日付で、 成人患者の治療薬として

日本で承認を取得しました。

 

アストラゼネカの自己免疫疾患領域の

初めての治療薬

「サフネローTM点滴静注300mg」です。

 

『ベンリスタ』と『サフネロー』の違い

ベンリスタとサフネローの作用に

違いがあります。

治療効果は次の通りです。

 

ベンリスタ治療

B細胞が自己抗体を作り、成熟化して変化して

変わっていくところに悪さする細胞を

抑えていく作用があります。

 

サフネロー治療

抗体作る元のT細胞にシグナルがおくられる

インターフェロンを抑える作用があります。

根本で押さえる作用があるため、

広く効果があることが見込まれます。

 

サフネロー治療の期待

サフネローを使った治療は、

根本で押さえる作用があるため、

既存治療の効果が、

不十分な全身性エリテマトーデス (SLE)の治療に期待されます。

 

当面の治療

抗リン脂質抗体症候群の治療は、

血液をサラサラにする薬『リクシアナ』を使う事で

抗リン脂質抗体症候群による

血栓症の症状が安定してきたため

当面は、今まで通りのベンリスタ治療を

継続する事になりました。

 

再度、症状が出てきた場合、

サフネローを使った治療を

すすめていく事になりました。

 

今後の治療で、『サフネロー』を使った

治療を始める時は、記事にしていきます。

 

半年後に足の痛みが発症

足の腫れの症状が収まっていきたため、

ステロイドを15mgから徐々に下げていきました。

半年経ち、ステロイドを10mgになりました。

 

ステロイド10mgになり、2週間過ぎた頃から

足に痛みが走りました。

『再燃です』

 

すぐに受診しました。

採血しましたが、採血データには現れませんでした。

足の甲が腫れ、痛みがましています。

 

ステロイド15mgに逆戻りです。

 

<経過>

現在治療中です。

経過を更新していきます・

 

 

 

 

【闘病記メイン記事】

【SLE闘病記】難病全身性エリテマトーデスと診断されるまで4年かかった!はじまりは発熱から
膠原病の全身性エリテマトーデスと診断されるまで4年かかり、難病と共に今を生きる考え方を闘病記に書いています。 はじめて難病と診断された時の思い、これからの生き方をあらためて考させられます。 この闘病記を読んで、人生を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

 

 

 

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