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【ITP治療体験記】レボレードを使って血小板を安定させた記録

闘病記

【ITP治療体験記】レボレードを使って血小板を安定させた記録

私は「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」という、

血小板が慢性的に減少してしまう病気と

向き合っています。

 

今回は、治療の中で使った薬

「レボレード」について、

自分の体験をもとに記録としてまとめました。

私のように、

ステロイドの副作用や減量の難しさに悩みながら、

レボレードの使用を考えている方に、

少しでも参考になればと思います。

 

 

■ レボレードとはどんな薬?

レボレードは、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)を

治療する薬。

血小板の産生に関わるトロンボポエチン受容体に働き、

血小板を増加させます。

つまり、「壊される血小板を増やす」ことで、

出血のリスクを防ぐのが目的です。

 

■ レボレードを使うことになったきっかけ

私の場合、ステロイド(プレドニゾロン)を10mg以下に減量すると、

血小板数が一気に 2.5万/μL以下 まで低下してしまいました。

このままでは再燃してしまう。

そんな不安の中、主治医から提案があり、

ステロイドの減量を目指す補助的な治療として、

レボレードの併用を始めることになりました。

目標は、ステロイド5mg以下への減量です。

 

レボレードを服用時の注意点

レボレードを服用するには、

いくつか重要なルールがあります。

効果を最大限引き出すため

 

食事の前後2時間を避けて

空腹時に服用します。

下記の表の様に管理します。

● 空腹時に服用すること

朝または夜服用するかを選択します。

1日1回、食事の前後2時間を避けて

服用する必要があります。

食事と一緒に服用してしまうと、

効果が大きく下がってしまうため、

服用時間をしっかり管理する必要がありました。

 

この条件で服用しないと、

効果が発揮されません。

自己管理が必要になります。

 

食事制限

レボレードを服用している時は

食事に注意する必要があります。

 

乳製品を使った食べ物は、

レボレード服用前、

4時間摂取を避ける必要があります。

 

【乳製品】
  1. 牛乳
  2. クリーム
  3. チーズ
  4. バター
  5. ヨーグルト
  6. アイスクリーム類
  7. 乳飲料(コーヒー、牛乳、ミルクティーなど)

 

乳製品の摂取は気おつけます。

 

効果を下げるサプリメントは服用しない

レボレードの効果を下げるため、

以下のサプリメントを飲まないようにします。

また、サプリメント以外にも

成分に注意が必要です。

 

【参考:サプリメントブランド】

・DHC
・ネイチャーメイド(大塚製薬)
・ファンケル
・小林製薬

 

【注意が必要な成分】
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄
・亜鉛など

これらのものは、注意が必要です。

 

副作用

レボレードの副作用には、

以下症状があります。

【副作用の症状】
1.頭痛
2.疲労
3.悪心
4.下痢
5.出血
6.白内障

 

私の場合、以下の症状がでました。

・頭痛
・吐き気

これらの症状が出ました。

それ以外は、ありませんでした。

 

レボレード服用の血小板変化

レボレードの服用を始めてから、

主治医から渡された経過記録で

症状、ステロイド量の記録を残しました。

その時の記録表です。

この記録表を使い、

毎日の管理を行いました。

 

レボレードは服用する人により、

効果の現れる時期がかわります。

私の場合、服用後1ケ月過ぎた頃に

効果が現れ始めました。

 

血小板の変化

レボレード服用後、

血小板、ステロイド量、レボレード量の関係を

グラフ化しました。

 

【レボレード服用による血小板数の推移】

 

【グラフの解説】

【グラフの縦軸】
・青色:血小板(縦:0~20 10^4/ul)
・桃色:ステロイド量(縦:0~20mg)
・橙色:レボレード量(縦:0~20mg)
【グラフの横軸】
1ケ月間隔(毎月の検査)

 

【レボレード服用時の採血結果】
・ステロイド15mg
・血小板は6万/uL

 

レボレード服用して2カ月後の結果です。

血小板:10 万/uLへ上昇

そのため、ステロイド量を

15mg→10mg

へ減量しました。

 

レボレード服用して2カ月後
血小板は、2倍まで上昇した

 

その後、

レボレードとステロイドを併用しながら

血小板:10万/uL付近で推移しました。

安定していることを採血で確認しながら

ステロイドをゆっくり減量していきました。

 

レボレードを併用してステロイド減量

レボレードを使用することで、

血小板が10万/uL付近で

安定してきました。

 

その後、徐々にステロイドを減量していきました。

 

最終的には、

ステロイドを完全になくすことができ、

レボレードのみの服用で、

血小板は10万/uL付近で維持しています。

 

レボレードの減量

次は、レボレードの減量です。

 

毎月、採血結果の血小板を見ながら

ゆっくりとレボレードを

減量していきます。

 

血小板:10万/uL付近で維持しながら、

レボレードをなくすことができました。

 

 

寛解の状態になりました。
・血小板は10万/uL
・レボレード『ゼロ』
・ステロイド『ゼロ』

 

目標にしていた、

『寛解』になりました。

 

この病気は、

寛解状態に持っていくことが

1つの目標です。

 

【寛解とは】
病気の症状が軽快した状態、正常な機能にもどった状態。病気が完全に治った状態を治癒(完治)というが、寛解は病変の再発の可能性があるが抑え込んでいる状態。

 

レボレードを服用して思ったこと

レボレードを服用して思ったことは、

レボレードは、食べ物や、食事の管理が必要です。

日常生活にすごく気を使います。

 

どの薬も副作用がありますが、

副作用とどう向き合うかが重要です。

 

【レボレードの副作用】
1.肝機能障害
2.血栓塞栓症
3.出血
4.骨髄線維化

 

長く飲み続けるということは、

副作用のリスクが増してきます。

 

しかし、ステロイドの副作用も侮れません。

ステロイドは、

5mg以下であれば副作用も少なく抑えれます。

 

主治医と患者の思いとの相談になります。

私は、ステロイドを5mg以下で

維持したいことを強く希望しました。

そのため、

レボレードを使うことになりました。

 

レボレードとステロイドを併用して

ステロイド減量できればと思いました。

結果、ステロイド減量に成功しました。

新薬を使うことは、副作用もあります

主治医とよく相談して

理解して服用することをおすすめします。

 

レボレードを検討している方へ

薬の副作用をよく理解して

選択肢になれば良いと思います。

 

 

 

血小板減少の記事はこちらから

2.診断 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

 

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