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はじめての入院!ステロイド治療に起きた症状と副作用の記録

闘病記

はじめての入院!ステロイド治療に起きた症状と副作用の記録

ここでは、入院中にステロイド治療を

行った時に現れた症状、

副作用を記録しています。

 

初めての入院は、

突発性血小板減少性紫斑病と診断され

血小板が少なく、

ステロイドを使った治療を行いました。

 

ステロイドを使い始めると、

今までに経験した事のない、

さまざまな症状、副作用が起こりました。

 

初めてステロイド治療を受ける方へ

経験するステロイドの副作用を理解して

治療が安心して受けられれば

良いと思います。

参考になれば幸いです。

 

ステロイドとは

ステロイドの事を少し理解します。

ステロイドとは、体内で分泌されるホルモンです。

病気に対して戦わなければならない時や、

肉体的、精神的なストレスがかかった時、

その刺激によってたくさんのステロイドが出ることで

病気やストレスに打ち勝つことができる働きをします。

 

ステロイドは、生きていくうえで

なくてはならないホルモンです。

【抗炎症】【免疫抑制】【代謝】

にかかわります。

 

ステロイドの効果

ステロイドの効果は、

次の作用があります。

・抗炎症作用
(炎症を引き起こす物質をブロックする)
・免疫抑制、抗アレルギー作用
(リンパ球や抗体が働けないようにする)
・代謝作用
(糖、脂質、骨などの分解合成に作用する)

 

魔法のような効果がありますが

ステロイドをたくさん使用したり、

長く使用し続けると

副作用も強く出てきますので、

注意が必要です。

 

ステロイド量と副作用の関係

ステロイドは、服用する量により副作用が違ってきます。

ステロイドが多いほど、副作用がひどくなり、

ステロイドが少ないと、副作用が弱くなります。

副作用は、確率で症状を引き起こしますので

注意が必要です。

特に注意が必要なことは感染症

免疫抑制していますので、

手洗い、うがいなど感染には

特に気おつける必要があります。

 

【ステロイド量と副作用の関係】

ステロイド量副作用理由と対処法
5mgほとんどなし副腎皮質から通常分泌されている

ステロイドホルモンとほぼ同じ量で、

副作用は少ない

10mgにきび
ムーンフェイス
体重増加
ステロイド薬が脂肪の代謝に

かわるために起こる副作用。
薬の量が減ってくれば元に戻る

白内障、緑内障年単位で使用している場合に

起こる可能性がある。
定期的な眼科の診察が必要

感染症にかかりやすい
20mg感染症にかかりやすい正常な免疫も抑制されるために、

ウイルスや細菌に感染しやすくなる。

骨粗しょう症骨を作る骨芽細胞を抑制し、

骨吸収を促進するために起こる。
予防薬などを服用する。

30mg

以上
(入院)

高血糖

(糖尿病)

ステロイド薬が脂肪を糖に変えたり、

肝臓の糖を血液中に放出させるため

高血糖を招く。

60mg大腿骨頭壊死大腿骨頭

(太ももの付け根の部分の骨)

への血流が悪くなることが原因。

 

ステロイドを使用する量が多くなると

副作用が強くでてきます。

 

初めてのステロイド治療

ステロイドの効果や副作用がわかってきた所で

ここからは、私のステロイド治療時に起きた

症状や副作用を記録しています。

 

突発性血小板減少紫斑病(ITP)を治療するため

ステロイド治療を行います。

 

初めてのステロイド治療で

何が始まるのか不安でいっぱいでした。

 

【採血結果】
血小板
現在:0.4 万/μl で危険な状態
(通常 13.8-30.9 万/μl )

 

ステロイド療法は、免疫を抑制する作用があり、

抗体の産生や抗体結合血小板の捕捉を抑制します。

ステロイドを最大量投入して

抑え込みます。

 

ステロイドは、点滴と薬を使う方法があります。

初めは、点滴での投与が行われました。

点滴は直接体内に入れるため、

効果が早く効率が良いです。

効果が出始めると、

薬『プレドニゾロン』による服用に

切り換わります。

 

ステロイド投与

ステロイドは点滴で行われました。

ステロイドの量は、

体重から算出します。

 

体重あたりの投与量
体重/100=mg/kg

 

私の場合

体重:55kg

ステロイド投与量:55mg

になります。

 

ステロイドの副作用

ステロイドの投与がはじまり、

私がすぐに感じたことです。

 

① 味覚障害
② 気分がハイテンションになる
③ 不眠症になる
④ ムーンフェイス、顔がむくれた感じでぱんぱんになります
⑤ 体重減少

代表的な副作用で

誰もが経験することが多いです。

 

味覚障害

味覚障害が起こりました。

病院食の味があまり感じなくなってきました。

ジュースを飲んでも、美味しくありません。

服用するプレドニゾロンは、

すごく苦い薬ですが

苦いという感じがありません。

このように、味の味覚がなくなりました。

 

ステロイド減量されると

徐々に回復してきますので

安心してください。

 

気分がハイテンションになる

ステロイド治療がはじまり、

2~3日ぐらい経過すると、

今まで体の倦怠感が和らぎ

すごく体が楽になり、元気になります。

 

すぐに退院して仕事ができるような

感覚に陥ります。

そのためか、毎晩、寝れなくなります。

 

日中はすごく、

体も気持ちも良い感じになります。

 

その反動が夜にきます。

夜になると不安に襲われます。

一気に気分がローテンションになり

何かわからない不安感に襲われます。

 

この不安定になる感情を

コントロールすることが大切です。

どうやって乗り越えていくかを

考える必要があります。

 

【私の場合の対処法】
『本をたくさん読む』

 

私の場合、本が好きでしたので

本を読むことで、

気分が落ち着きます。

日中のハイテンションになる

気持ちを少し抑えることができると

夜に来る反動は、すこしおさまる感じになります。

 

なにか集中できる事や、

気分が紛れることをすると良いと思います。

 

不眠症になる

ステロイドの効果で元気になります。

その反動で、不眠症となりました。

 

夜になって目をつぶっても

寝ることができません

日中も寝ることができません

寝れなというのはとても辛いです。

 

寝れないため主治医に相談しました

少しでも眠れるように

不眠剤を使うことになります。

 

不眠剤:マイスリーを使用

 

マイスリーは、睡眠の速攻性がたかく

効果は4時間持続します。

 

夜、就寝前10時に服用します。

服用してから、30分ぐらいで眠気がきます。

眠気がきた瞬間、

その勢いで睡眠に入ります。

睡眠に入るタイミングを

逃さないようにします。

 

2~3時間寝れるようになりました。

 

しかし、1週間ぐらい経過すると

不眠剤マイスリーの耐性がついてきたためか

睡眠が浅くなり、眠ることができなくなってきます。

 

2日に1回、

2時間ぐらい睡眠が取れる程度になります。

 

ステロイド量が徐々に減ってくると、

不眠症は少しづつ改善されてきます。

 

ステロイド量10mgに減量になるまで
睡眠導入剤(マイスリー)を使いました。

 

【マイスリーの副作用に注意】
マイスリーは、服用する前後の記憶があいまいになります
いつ寝たのか、夜に何をしていたか
の記憶がなくなることがありますので注意しましょう。

 

ムーンフェイスになる

ステロイドを使うと誰でも体験します。

ムーンフェイスというだけあって、

顔が腫れたようになり『まんまる』になります。

女性の方には、つらい症状です。

 

私は、痩せているためか

ほっぺが『ぷっくり』となり

ハムスターになったと

言われていました。

 

ムーンフェイスは、

ステロイドが減量されると

落ち着いてきます。

私の場合、10mgぐらいになったら

落ち着いてきました。

 

体重減少

私の場合、特別だったようで、

体重が少しづつ減って、痩せていきました。

 

主治医からは、ステロイド治療を行うと

食欲が増して、体重が増えますが、

体重が減るのは初めてと言われました。

おそらく、

病院食でカロリーが足りてないとことでした。

 

ステロイドを服用すると、

薬の副作用によって食欲が増すため

体重が増加したり、顔や首まわり、

お腹などの脂肪が増えてきます。

 

ステロイド治療の経過

ステロイド治療は、

初めの数日間は効果がなく、

血小板上昇がみられませんでした。

効果なしという判断でしたが、

数日様子を見ることになりました。

 

4日経過して、効果が出てきました。

 

【ステロイドの効果の現れ方について】
・すぐに効果がある方
・しばらくして効果がある方
・全く効果がない方

 

ステロイドの効果は、

それぞれ反応が違いますので

しばらく様子を見る必要があります。

 

しばらく様子を見て、

効果の判断する必要があります。

全く効果がない方については、

免疫抑制剤など、

他の方法を検討していきます。

 

私の場合、4日後に効果があったため

そのまま継続してステロイド治療を

すすめていくことになりました。

 

徐々に血小板が上昇していきましたが、

4 万/μl~6万/μl を増加、減少を繰り返します。

(血小板の平均値:13.8-30.9 万/μl )

とても不安定でした。

それでも、4 万/μl以下になることはなく

持ちこたえていました。

 

2週間間隔で、

ステロイド5mgの減量を

繰り返して行きました。

 

血小板は、4 万/μl以下になることはなく

4ケ月かけて、

30mgへ減量が成功しました。

その時の血小板は、

血小板:9 .2万/μl

 

ステロイド30mg以下で、

採血結果が良ければ退院です。

 

4ケ月の入院生活を過ごし

無事退院することができました。

 

はじめての入院生活で思ったこと

はじめての入院でどうなるか心配でした。

はじめの1週間は、

熱が下がらず、体調不良で何も考えることが

できませんでした。

 

不安の日々

主治医も治療方法を考えていて

こうすれば良くなるという回答はなく

不安をおくる毎日でした。

 

入院して、1週間過ぎて、

ステロイドの効果が現れ、

体調も回復してくると

『何が原因で難病になったのか』

これを繰り返し考える日々が続きました。

 

この答えは、

私が受け入れるには、

とても大きな事で

1年かかりました。

病気とともに生きていく

これを受け入れるのには時間がかかります。

 

ステロイド治療

はじめてのステロイド治療で感じたこと

ステロイドの治療は、

私の場合効果があり、すごく安心しました。

 

ステロイド治療の効果が弱いと

免疫抑制剤を使い、

ステロイドと併用治療が必要なため

入院生活が更に延びてしまいます。

 

ステロイドの恩恵を受けると、

副作用との戦いになります。

 

今回、私に起きたステロイドの副作用は

誰もがおこるものでした。

 

【つらかったこと】
・不眠症によるもの
・ハイテンションの反動で不安に襲われる

 

精神的にかかわる部分は、

どのように乗り切るかが大切です。

 

『うつ』になりそうになります。

なにか気晴らしになることをすることが

大切になってきます。

 

ステロイドを大量に使用する場合は

周りの方は注意して

観察することをおすすめします。

なにか気晴らしが

できることがあれば良いと思います。

 

思ったこと

はじめての入院生活で思ったことは、

周りの人たちに助けられたことでした。

はじめは体調が悪く、

いろいろなことを考える余裕がなく

自分の事しか考えられませんでした。

 

入院生活で、私に関わってくれる人たちは

親身になってくれます、

主治医はいろいろなことを教えていただきます。

看護師さんもすごく気を使ってい頂いています。

家族には、特に迷惑をかけてしまっています。

 

あせって早く直そうとすると

ストレスがかかり、

採血結果にあらわれ悪化します。

どうすることもできない、

自分だけがここにいます。

 

いままでの、

自分を見つめ直す良い時間でした。

今後の生き方を見直す時間でした。

 

 

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